泥水と約束

拗らせおたく

強い感情は表裏一体

はじめに。
まずこれは色んなもやもやを抱えて煮詰まっているおたくが整理のために吐き出しています。
なのであんまりよくない言葉選びもある。し、ほとんどかもしれない。スルーしてください。
でも勘違いしてほしくないのは、担降りでもカケモの宣言でもないです。
誰かを傷つけたいわけでもないし、同様に傷つけられたいわけでもない。
これはどうしようもないエゴです。



+++++++++



2021年、私の人生の半分以上を共にして愛してきた、ずっといると思っていたアイドルグループが綺麗なまま宝箱の中に入りました。
"僕らはまだ 未完成で 完璧には遠すぎて"
なんて歌っていたのに、完結してしまった。しかも終わると告げたあと1発目に発表されたのがこれ。どうして。
私の1番大好きな人が、1番大好きな存在を終わらせて、そして事務所からも居なくなってしまった。
この件に関しては正直まだ私の中で駄々をこねまくって未消化なのでまた書けたら書きます。
表では言えてないけど、複雑な感情でぐちゃぐちゃになっている。未だに穴が埋められなくて置いてかれたみたいな気持ちで過ごしてる。
まあ私の中での25年間の穴はそう簡単に埋まるものじゃないので仕方ないのですが。
でも今はこれを掘り下げるつもりじゃなくて。ならどうしてこれに少しでも触れたかというと。



私は今、1人のアイドルに猛烈に心と目を奪われています。
彼は私の目にはとてもキラキラして映っていて、笑顔を見ると嬉しくなる。声を聴くと元気を貰える。確実なアピールにドキドキする。その存在に癒やされる。
ダンスがとても美しくて、しなやかに繊細で大胆で全身から指の先まで意思があって惹かれてしまう。体の軽やかさは重力なんて存在しないみたいに。
くるくると変わる表情は自由自在に彼自身が明確に切り替えて使い分けている。ふとした瞬間に真顔になるのが余計にそう思わせる。でも次の瞬間にはもう弾けるような笑顔を見せている。
大好きなことに関して熱中して喋りすぎて、相手の好きなものは否定せずに肯定と褒め言葉をすぐ口にする当たり。何かあるとやんわりフォローに回るような周りの見方。
自分の魅せ方をわかっていて、カメラを見ればすぐにアピール、ギャップのポイントも押さえてて、「可愛いも格好良いも色っぽいも妖艶も全部言われたい!」って本人の言葉の通り、見るたびに雰囲気が違って心をかき乱す。
時々発言や言葉選びや行動に危うさを感じるものの、それでも自分とファンの楽しいを毎日優先させて"アイドル"をやっているなと、どうしても心惹かれてしまう。
欲しいもの、全部くれる。私がアイドルに求めていた、過剰なくらいに目眩のするわかりやすい愛情。うるさいくらいに暴力的な愛情。とっても欲張りな人は、惜しみなくとっても欲張りな私を満たしてくれる。
言い出すとキリがないくらい、何時間でも話したくなって本当にキリがないくらいに今久々にアイドルにハマってしまっている。



ジャニーズで1番大嫌いだった。

Snow Man佐久間大介という男に。



+++++++++



まあそもそもなんで嫌いだったかというと、厳密には佐久間くんが嫌いだったというよりは様々なやらかしによりスノの印象が最悪だったのと、私が初めて佐久間くんを認識したときが陰キャ時代だったのがあります()
当時は顔はもうめちゃくちゃ好みど真ん中だけど無口で目合わせない印象が強いし、年下を推すのは犯罪だ…という無駄な自戒が凄かった。その後見た彼はやたらグイグイ喋る騒がしい子になっててそれもまためちゃくちゃ怖かった←
元々後輩に一切興味がなくて、自軍が1番自担が尊いの私には下なんてどうでもよくて。でもスノはちょくちょく本人達とファンのよくない評判が風の噂で流れてきて定期的に炎上もしてて。私が目にして嫌だったこともあるし。苦手でした。
(私が言ってるのはあくまで自軍の楽曲関係や行動の話なので他軍とかの色々はまた別)
これも長くなりそうだからページ分けようかな。
とりあえずほんっとーにずっと避けてた。録画とか雑誌とか見ても全然残ってないくらいには。名前見るのも嫌だったし。周りの仲良い友達もみんな嫌いな人ばっかだったし。松好きなのに実写も嫌で結局行かなかった()



でも私、今年の3月にいきなりハマるまで、Snow Manに誰が居て何人組かってのも顔もわかってなかったんですよね。基本的な情報すら。
じゃあなんで今そんなことに?って話なんですけど。
とある炎上がありまして。めちゃくちゃ腹立ちすぎて「やっぱり無理!」ってなったんだけど、G名が先行してばっかで何も知らないな…って冷静に考える自分も居て。
どんな人達で、どんな顔で、どんな歌やダンスをするGなんだ?どんな世界を見せてくれるGなんだ?
何も知らないのに誰かの情報と伝染する悪意だけでこんなに嫌な感情を抱いてて良いのか…?
みたいなこと考えちゃったわけです。避けてきたけど、自分の目で確かめてみようと思った。



多分ずっと消化できない気持ちを何かにぶつけたかったような気がする。他の趣味じゃ解消できない、ジャニーズという枠組みでしか得られないもの。
「格好良くないじゃん」「TVでそこまで見たことないし」「やっぱり礼儀なってないな」
そんな偏見たっぷりにYouTubeSnow Manを検索して、見つけた人達はやっぱりあんまり自分には刺さらなかった。
好みじゃないな…って思いながらも、かろうじて衣装好きかもーって見てみたのが君の彼氏になりたい。のDance Practiceでした。

youtu.be

これが私のジャニーズに対して完結しようとしてた気持ちを少しだけ動かして、諦めようとして狭くしていた視野を広げるきっかけになるとは思ってもなかった。
初めて見る知らない曲。誰が歌ってるかも歌詞もわからない。人数が多くて区別もつかない。でもフォーメーションの変化とかダンスの感じは凄い好きだなと思った。
その中に1人、どうしても目を引かれる綺麗な動きをする人が居た(金髪で小さいっていう死ぬほどド性癖な見た目してるのに上手いんだからその時点でフラグはフル)
この人のことを知りたいと思ってしまった。振り付け動画を見た。死ぬほど全てがうるさかった()
でもこの感じめちゃくちゃ可愛いな…と思って、そして気付いてしまった。


あれ?????これ佐久間大介じゃない??????


あーもう駄目かもしれないな。もうその時点で確信はしてた気がする。
見終わる頃には可愛いと格好良いと好きの感情でいっぱいだった。しばらく数日はダンスと振り付けを繰り返し見て、別に個人のアップとか見てもな…って後回しにしてたRecordingを見た。丁寧に全てのフラグと性癖を回収されて佐久間大介にやられました()
私がずっと欲しかったものぜーんぶそこにあった。抵抗しても無駄だなって。泣きました。
YouTube。ダンス動画。メンバーが集まった企画動画。自撮りいっぱいのブログ。漠然と各後輩のそれは羨ましかったし。
確実なカメラアピール。うるさいくらいの自己主張。強い執着。2次元みたいな甘ったるい言葉とサービス。真っ直ぐな好意と肯定の言葉。見せたいように突き詰めて提示する己。
塩だったりそっけなかったり気分屋で当たり前それだからこそ好きってずっと思ってたけど、やっぱり欲しかった。
長年歩んだ自担も自軍も大好きで変わらずに特別で今も愛してるし、しっかりアイドルもがっつり浴びてきてるし、本当に何も否定する要素はない。満遍なくファンサしなくても、生きてるだけで存在が尊いは思ってること。だけど。
"わかりやすく"愛情表現をしてくれる人を好きになってみたかった。
私はワガママだから、熱心に言葉にしてアイドルをしてくれる人を好きになってみたかった。
ワガママだからこそ、自分が夢中になれない人を簡単に好きになることは出来なかったし、自担の個性や性格を無視して変わってくれ寄せてくれなんて思えなかった。そのままを好きになったから。
羨ましかったよ。満足してるはずなのに。そんな自分が申し訳なくて嫌だったよ。
心の奥にトゲがちくちくしてるみたいなのに、これで良いんだって自分に言い聞かせてた。



今、私は佐久間大介くんがとても好きです。
でも、積み重ねてきたからこそ表立って言えない。
全く知らない苦手だった9人のことは見てるうちに少しずつそれぞれの魅力がわかってきた。
誰かやGを否定をするのではなく、ただ単純に箱推しは出来ないなあって思ってる。
堂々と好きだと言うことは名前を背負うことだと思っているのですが、現時点では私は背負えないなって。
好きになったら色んなことを調べるタイプなのでまあ一応問題あれやこれも把握してます()
だけど好きだとは吐き出したくてこんな風に言語化しています。
新しいきらきらした宝物を大事にしたいよ。信じさせて欲しい。

君が君で 今いること 抱きしめよう

今月は2回も自担の現場がありました。今まで年1,2くらいあれば良いほうだったから信じられない。しぬの?
(ところで退所してる場合って自担で良いんですか?推し?担当って特別な響きがある。でも今回は担当でいくね)

2021年の3月から15ヶ月。まあまあずっとモヤモヤを抱えて拗らせ続けてきたけど、今回舞台と舞台挨拶付き映画に入って、なんとか落とし所…というか自分の中で収まりの良いところを見つけたかもしれない。



++++++


「演者は続けられたじゃん」「アイドルじゃ駄目だったの?」「いなくならないでって言ったのに自分がいなくなるの?」
そんなことはもう何十回も何百回も考えてた。担当ですらそう思うんだから、他担からしたらその怒りとかやりきれなさは半端ないと思うし。
尊重したいのに、"奪われた"という気持ちも強くて、でもそれを口にするのは気が引けるというか。引き金は自担なので。心が死んだ。
表向きはみんな肯定してるし、少しでも否定的なものは許されないみたいなとこもあるしね…これは神格化とかモンペおたくがつく人にありがち()
全種買ったのにまだラストコンの円盤本編1度も再生できてない(MCは見た、初っ端からスノの話してて笑った)
25thも「本当はこの時点でもう解散決定してたんだな…」って思って、おめでとうメッセージを受け取る顔も全員違う風に見えて、つらくて見れてない。



初っ端から長くなったし本題からズレた。こんなことが言いたいんじゃない。
でもこれもずっと吐き出したかったし大事だから残す()



++++++



まあね、ファンとしての自信はすっかりなくしてたんですよ。退所してからどんどん動き出していくし、他メンが一緒に丁寧に悲しんでくれているけど自担はGを惜しむことなく楽しそうで。大好きなのにSNSで見る人達みたいに全肯定は出来なくて。
好きだけど、何が好きだったんだろう?ってなってしまっていた。そう思いながらこのまま付いていくのは正解なのかな?とも。
(一応言うけどFCは開設してすぐ入ってるし、個人グッズもちゃんと買ってます)

そんな気持ちでも、『前科者*1』は映画館まで足を運んでしっかり作品に心を痛めて鼻水垂れ流しの芝居にも感心した。パンフとか本編見ながら「めちゃくちゃ太った時期ってこの撮影のためだったのかなあ。でもモブおじさんにしては目と肌がめちゃくちゃ綺麗なんなよな…」なんて思ったりもした。
『DEATH DAYS*2』の映画館公開が決まって、舞台挨拶申し込んで全部外れて関西から渋谷までグッズだけ買いに行った。YouTubeライブも仕事帰りにデータ容量死にながら見たし、監督や奥さんとの仲の良さが微笑ましかったし、少しGに触れたのも沢山喋ってるのもずっと変わらない森田剛が存在してるのも嬉しかった。

でもここまではただの惰性だったかもしれない。私の長年がそういうものだったから。
ずっと好きな人を好きで居る行為をすることは自分の存在証明みたいなとこもあるから…。
『みんな我が子*3』もそうやって申し込んで、それはチケットがご用意されて、それで2022年やっと生の自担に会える現場だってほっとした。生を認識すれば自分の中の好きの確認作業が出来るから。これは間違ってないって思えるから。
(私自身が演者もかじっているので、舞台を自担に逢うためだけのものという認識は一切してないんだけど、それでもやっぱりおたくは生の推しってだけで違うものはある)



こんだけ書いて冒頭の本題に触れられないので次の記事で触れます(???)

*1:2022/1/28に公開された映画。また犯罪者かあと思ったけど思ってたのと違った。 https://zenkamono-movie.jp/

*2:2021/12/30にYouTubeで公開された映像作品。死ぬ日が決まっている男の話。 濃い。https://deathdays.moritago.com/

*3:2022/5-6で東京と大阪で上演された舞台。堤真一の心優しい息子。https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/wagako2022/